以前、介護セミナーに行った時、講演の中で
「心が豊かであること」を【幸せ】と表現した先生がいた。
豊かであるという言葉は、私には少し程遠い気がして
あまり使ったことが無かった。
なぜなら、[豊か]ときくとお金持ちであるさまをイメージしていたからだ。
そこで意味を調べてみた。
1.満ち足りて不測のないさま。十分にあるさま。
2.経済的に恵まれていてゆとりのあるさま。
3.心や態度に余裕があって、落ち着いてるさま。
4.量感のあるさま。
なるほど。たっぷり、ゆとりがある状態を【幸せ】と想定したら、
なかなか難しい。なぜなら心の中のストローク(心の栄養素)バンクは
常に同じ状態ではないから。しぼんだり膨らんだりする。
そこで私の思う豊かさというものを考えてみた。
私は青空を見るのが好きである。
真っ青な空は、すがすがしくて心の中が晴れるからだ。
昨日の悩みが、ちっぽけに感じるほど、温かく穏やかな気持ちが
心を満たしてくれる。
疲れていたり、苦しかったり、悲しかったり、怒りだったり…。
そんな感情をはねのけてくれて、『今日も頑張ろう』って前向きな気持ちを
青空は与えてくれる。
空は、いつも晴れているわけではないけど。
良いときも悪いときも、青空のような存在があることで、
気持ちの良い一日が過ごせるのなら
私たちが、そういった存在になって目の前の利用者様の心を晴らしたい。
曇りのない気持ちでいられる時間を提供していきたい。
不安や心配事のない状態や、怒ったり泣いたりすることがない心が安定している一日を私たちが作っていけたらいいな。
R4.3.5