あおのソラ

あおの気持ちをつづります

私がラーメンを好きになったワケ

私は昨夜、博多豚骨味のカップラーメンを食べていた。

豚骨ラーメンに出会ったのは20代後半。

あの時の味は衝撃だったな(*˘︶˘*).。.:*♡


当時勤めていた職場に行くと、新しくラーメン屋がオープンして、行列が出来ていると噂を耳にした。あんまりラーメンには興味は無かったけれど

本場の博多ラーメンの味で、煮卵は限定〇〇個。並ばないと先着順だから品切れしちゃんだよってみんなは、話していた。

私はラーメンに並ぶのは嫌だなと思いながらも友人に誘われるまま食べに行った。

食べたらびっくり!あまりに美味しくて感動しそれから豚骨ラーメンが好きになったもん。[バリカタ]とか[替え玉]って言葉も、そこで覚えたし。

 

1年ほど経って、またあの味を食べたいなって思いお店に行った。

お店に入ると、アルバイトの女の子が私に駆け寄って「葵ちゃん」って呼びかけてくれた。

『え?だれ・・・』

一瞬、誰だか分からなかった。ラーメン屋さんの制服は、頭にタオルを巻いているから、前髪が全部隠れていて、誰だか分かんなかった。

見えてる額は汗がびっしょりだった。

でも大きな眼が「あ、○○ちゃんだ!」って気付かせてくれた。「元気ー?」って再会を喜び合う間もなくいきなり

「葵ちゃん今働いてる?ここで働かない?お願いお願い。私を助けて!」って懇願された。 


『忙しいのかな…行列ができる美味しいラーメン屋さんだからきっと休めないんだな。バイトも〇〇ちゃん1人みたいだし、手伝いをすると美味しいラーメン食べられるのかな‥』と想像しながら…私は答えた。「働いているから仕事が終わって夜なら時々、配膳や片づけを手伝えるよ」

すると彼女はこう言った。「ここでバイトして!お願い。店長が凄いむかつくの。私辞めるからお願い。代わりに働いて」まさかそんな言葉が返って来るとは思わなかった。 

『どうして自分が嫌でやめたいと思うお店に、私を身代わりとして考えるんだろう。店長がむかつくって、いったい店長はどんな人なの?』って考えながら 私はをチラッとだけ店長をみた。不機嫌にしている様子もなければ、笑顔でもない。

2人は険悪なのかな・・・ 

彼女は私が知る中では、社会を上手く渡れるタイプで、誰かと揉め事を起こすような子ではない。眼がクリっと大きくて男性からはモテるし友達も多い感じだった。だから何処に行っても可愛がられるだろうなという印象を抱いていた。だから店長のことをむかつくって、よほどなんだろうなって思った。

「店長さん、そんなに嫌な男の人なの?何かあったの?」と尋ねた。

 答えを聞く前に、彼女は他のテーブルのお会計にいっちゃってその後は忙しくしていて何にも聞けなかった。


あの頃の私は、友人に何かを頼まれると、いつも断れない性格をしていた。

断る理由がないと、断り方がわからないのに、相手は傷つくんじゃないかな。可哀想だなって考えてしまうそんな自分だった。だからよく高い化粧品とか、興味もないものをお勧めされるまま、買うこともあった。

だからこの時も、店長がそんなにムカつくんなら後のバイトが決まらなくても辞めたら良いのにって思いながら、なんて答えようって考えていた。

結局何も言えないまま帰ってきた。連絡がきたらどうしようって悩み、そしてもやもやしながら数日が過ぎた。結果連絡は来なかったけどあれから何年もたって『これだ!』と言えるセリフを見つけられた。私の中ではラーメン屋では働かないと言える正当な理由だ。


私は、[前髪は顔の印象を決める]って思っているくらい大事にしている。

額に前髪は、絶対かかっていたい。だから、前髪を上げるのはちょっと避けたい。だから働かない!そう言えば良かったんだ。ってスッキリしていた。昨夜の夜勤でラーメンを食べながらそんな過去を思い出したのでブログに書いてみました。


あれから私は豚骨ラーメンを食べに行くことなく今に至っている。 

私はいつか本場の博多で豚骨ラーメンを食べたい。美味しい物は心を満たすからね。


嫌だと思う職場に自分の友達を紹介したら良くないよ…美味しいお店には何か闇があるんだろうか…なんて色々考えちゃったし…何より私も嫌な思いをするかもしれないよ。 ってあの時、彼女に言えたら良かったな。でも『葵ちゃんなら大丈夫』って思われていたんだろうか…

何はともあれ、「店長ムカつく」って言っていた友達が働くあのお店の味があったから、私はラーメン🍜を好きになりましたよ•͈౿•͈ 

新潟県と言えば生姜醤油ラーメン🍜です。これもまたクセになるので食べたことが無い人はいつか食べに来てね💕