「どうして群馬県に来たの?」と多くの人は思うかもしれない。そういえばきちんと言葉にして伝えたことはなかったかもしれない。
人生を諦めなくてよいと思えた場所だからです。
もともと私は、現在の勤め先となる法人の理事長がもつ介護への思いを知り、介護保険制度が始まる前、宅老所として始まった取り組みに強い尊敬の気持ちを抱いていました。それは、なかなか出来る事ではないと思ったからです。
そして昨年、理事長と実践者である高齢者ボランティアさんとの対談を聞き、深く感銘を受けました。
たまたま仕事を辞めていた私は、この事業所のある群馬県と何かしらの形でつながっていたいと思うようになった。
こんな場所で働いてみたい。そして働き、定年を迎えても、ボランティアとして関わり、人とつながり続けたい。いよいよ介護が必要になったら、介護サービスを利用し、最後はこの事業所で看取られる人生もいいな。そう思うようになったのです。
孤立やあるいは孤独死するだろうとどこかで諦めていた自分の人生を、諦めなくていいのかもしれない。そう思えたのです。
さらに、理事長の思いをしっかり継いでいるであろう副理事長の存在もあり、私は群馬県に来ました。それがここに来たいきさつです。
決して、群馬県で食べた焼き肉がおいしかったからだけではないよ。
ここは、私の人生が少し前を向いた場所です。